定期的な子宮がん検診をおすすめします。
子宮がんは「子宮頸がん」と「子宮体がん」の2種類に分類されます。
この2つは、原因も発生のメカニズムも全く異なるがんです。
子宮頸がん検診
子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することによって引き起こされます。
HPVは、性交渉の経験がある人なら誰でも感染する可能性があるありふれたウイルスです。
一部のウイルスが持続感染を起こし、前がん病変(異形成)となり、がんへと進展するため、早い段階で発見することが大事になってきます。
最近は、特に20歳代、30歳代に急増していると言われています。
そのため、性交渉の経験がある方は、定期的(できれば年1回)に検診を受けることをおすすめします。
当院では、はじめて検診を受けられる方には特にじっくりと説明し、リラックスした気持ちで検査を受けてもらえるよう心がけていますので、安心して受診していただきたいと思います。
*当院では、倉吉市・湯梨浜町・北栄町・琴浦町・三朝町・真庭市の子宮がん検診をお受けしております。(平成28年7月~)
HPV検査(自費診療)
子宮頸がん検診は、一般に「細胞診」と言われ、細胞に変化がないかどうかを調べる検査です。
一方「HPV検査」は、原因となるHPVがいる(陽性)かいない(陰性)かを調べる検査です。
希望のHPV検査は自費診療(5,500円税込)になりますが、細胞診とHPV検査を併用することにより子宮頸がん検診の精度をあげることができます。
子宮体がん検診
子宮体がんに最も多くみられる症状は不正出血です。
閉経後、あるいは更年期で不正出血がある時は特に注意が必要です。
不正出血が続く場合は、迷わず子宮体がん検診を受けることをおすすめします。